フリースクール

平日午前中に、学校に通っていない小中学生が挑戦する機会を提供しています。学校に通っていない子ほど、アクティブな活動のチャンスが必要だと感じるからです。
彼ら彼女らには不登校状況をネガティブに捉えてほしくありません。自由な時間があることをポジティブに捉え、アクティブに活動してほしい。その想いから不登校という言葉は使わず、「アクティブ否登校チーム ええねんず」と名付けています。

ええねんずは具体的に、月に1回のアウトドア体験(ハイキングや川遊びなど)と、「好き!」を極める体験をしています。

「好き!」を極める体験とは、1つの分野について徹底的に調査研究する体験です。電車、野球、音楽、eスポーツ…それぞれの好きを満たすことは、彼ら彼女らの心を満たすことにつながります。心が満たされた彼ら彼女らは、自分の持っている知識をおしみなく伝えてくれます(そのとき、本当に良い表情なんです…!)。

【成果の具体例①】最初はまったくしゃべらず下を向いていた中学生男子。その子の好きなものについて、徹底的に「教えてもらう」なかで、次第に口数が増え、表情が豊かになっていきました。オトナから褒められながら話すことで、自己肯定感を高めていきます。親御さんは「いろんな場所につれて行きましたが、息子がこんなに早くなじんだのは初めてです!」と喜んでいました。これは、マンツーマンがゆえにできる「心を満たす方法」だと実感しています。
学校に通っていない子は、親以外のオトナに心を満たしてもらうことを望んでると実感します。親でも友だちでもない、「親戚のにいちゃん」のような存在を望んでいます。そして、心が満ちると、次なるアクションへの意欲が生まれるのです。

【成果の具体例②】親戚のにいちゃんのようなポジションでアクションを起こすサポートをした結果、大きなアクションを起こした実績があります。今年7月、ええねんずの中2男子生徒と小4男子児童が、本を作成したのです。まずは、彼らが作成した動画をご覧ください。

 彼らは20日かけて100人分のアンケートをあつめ、30日かけて編集しました。そうして自費出版で完成した本は、『学校休んでええんかな?』です。(プロセスはこちらのリンクよりご覧ください)

ええねんずのもとには、本をご覧になった方からの御礼のメッセージが届きました。
「感動しました…!うちの子にも読ませたいし、全国の学校に置いてほしいです。」
「きっと学校に行っていない子が『自分だけじゃないんだ』と安心し、を挑戦する勇気をゲットできる本だと思いました。ありがとう!」
「ステキな本を作ってくれてありがとう!君たちのパワーはすごい!」
なにより嬉しかったのは、この本をきっかけに、学校に通いはじめた児童さんがいらっしゃったことです。また、学校をやめようと思っていた現役の先生からも「この本を読んで教員を続けようと決意できました」とご連絡がありました。彼らの活動が多くの人たちにアクションをおこすきっかけを届けたのです。
 彼らは実体験を通じて、社会のニーズを知り、制作の大変さを知り(地味な作業は本当大変そうでした…)、お金を稼ぐことの大変さを知りました。他者から感謝されることの喜びも知りました。これらは、「生きる力」です。彼らが地域のお祭りにて出店販売した様子をご覧になった親御さんからも「生きたお金を触って、周りの人たちに電卓のはじき方、売り込みの仕方、お礼の仕方を教えてもらって、すごい楽しそうでしたよ。こんな機会をいただいて、本当に感謝です!」とのメッセージを頂戴しました。生きる力とは、挑戦することで得た力です。ええねんずの子たちには、これからも学校に通っていないからこそできるアクティブな活動を通じて、生きる力を伸ばすチャンスを提供しようと思います。

ええねんずは「心を満たすこと」と「生きる力をつけること」のできるのが特色です。また、学校を休んでも

小中学校の出席扱いを認定していただいていることも大きな特色です。