3年前のクリスマスパーティ。多彩なラインナップを用意したビンゴ大会の景品。その中には当時流行していた「鬼滅の刃」のグッズや文房具も並べていました。
子どもらが嬉々として持って帰った、イドミィからのプレゼント。さようならーと言ったあと、それぞれの手に握られ、各家庭へと旅立っていきます。
それから3年。きょう。
「ねぇねぇ、じゅんちゃん。ねずこのえんぴつ、こんなんになってん」
ある女の子が持っていたのは、あのときのクリスマスプレゼント。新品だったえんぴつは、ぎりぎりまで短くなっていました。
「大事に使ってくれて、ありがとうね。」
サンタの代わりに御礼を言いました。